七海祐希は夫と離婚して息子の裕太と離れて暮らしていた。当時まだ若かった二人は愛する者と離される現実を受け入れられず、いつしかお互いを想う気持ちは愛情とはかけ離れた異常なものへと変化していった。そんなある日、祐希の元夫が亡くなり二人は数年ぶりに再会するのだった。